かたいメロンパン、期待ほどかたくはないけれど憎めない存在。
kataimelonpan~かたいメロンパン~
主産国/日本
≪パン言葉≫
『かたいメロンパン』。
ネーミングといい、茶紙風のパッケージといい、透明窓から一部だけが見えるカラメル色の現物といい。。。もう、たまらない気持ちになりまして、迷わず手に取りレジへ。
こんなに気をそそられる菓子パンは久しぶりです。
いつから世の中にあったのかしら、と思って、ググっみると、、、
2016年11月1日発売。
ヤマザキがお披露目したばかりのメロンパンでした。
もしかしたらテスト販売中かもしれませんね。
かたい、と言い切っているだけに、見た目、かたそうですね。
指の爪先でたたけばコンコン鳴りそう。
で、たたいてみると、コンコン鳴ったりはしません。
色からすれば、風味はミルクたっぷりめのココアか、
チョコレート、
頑張っておしゃれに想像してミルクティー、といったところか、
と思ったりもしましたが、
袋を開けた途端、広がったのは
お菓子のたまごパンの香り。
目をつぶったら、たまごパンそのものがそこにあるのかと思えるくらい。
で、気になるところの、
かたいメロンパンは、本当にかたいのか、ってことですが。
早速、二つに割ってみると。。。
ん、ん、ん?
あれ、かたい?
思ったほど。。。
むしろ、一番かたいとされる皮部分は、普通のメロンパンのそれよりも、しっとり目。
ぽろぽろパンくずが落ちるということもなく、キレイに割れました。
かたさは通常のメロンパン同等。
皮がしっとりしている分、それより柔らかく感じる場合も。
かたいといえば、かたい。
そうでもないといえば、そうでもない。
これは、
どれほどのかたさを期待していたかどうか、ってことによって、答えが両極しますね。
なので、正しく、言い換えれば、
個人的に期待したほどは、かたくはなかった、ってことですね。
これは、ある意味、期待を裏切られたわけですが、
何でしょう、
全く、憎めない、というのも、かたいメロンパンの魅力ではないか、とも。
ところで、このかたいメロンパン、ずいぶん大きそうに見えるかもしれませねんが、
通常のちょっと大きめのメロンパンのサイズ感。
CDと同じくらいです。
そして、キホン、カラダに良しとされないジャンクな菓子パンの部類ということで、
気になるカロリーをチラっと、ガン見(^_^;)
385kcal。普通のメロンパンとおんなじくらいですね。
って、カロリーなんか気にしていたら、そもそも買えないのが菓子パン。
同じヤマザキさんの菓子パンから売り出されている、カロリー最強529kcalを誇るローズネットクッキーに比べれば、かなり低カロリーだ、ということを加えておきます。
健康に良くないとされる、マーガリンや糖分などは、まぁ、それなりに(^_^;)
安心な範疇かどうか、それぞれの代謝熱量によって異なりますので、そのあたりは個々に委ねることに。
さて、期待ほどはかたくなかった、かたいメロンパン。
でも、不動の菓子パンメロンパンというくくりとして、風味、食感は、確かです。
ひとことでいえば、
大きな大きな、ココア色のたまごパン。
ホットミルクなんかを片手に食べると、かなり素朴な時間を楽しめるのではないかな、と思いました。
そういえば、パッケージのサブキャッチに、
「素朴な味わいに仕上げたメロンパンです。」とありましたね。
メロンパンよりもパンくずが出ないので、
メロンパンを上品に食べたい時に、いいかも。
メロンパンを上品に食べたいかどうか、
それもまた、それぞれをだけれど。
期待ほどかたくはないけれど、かたいメロンパン。憎めません。
むしろ、言い切ってしまう勇気を与えてもらったような。
この存在にパン言葉にするならば、
「勇気」
ものおじせずに立ち向かう気力のサンプルとして。
参考【勇気】物事を恐れない強い心。いさましい意気。(大辞林 第三版より)