【エピ】実って頭は垂れず!麦の穂は皆でハッピーを共有して上を向きたいのだ!
Epi~エピ~
主産国/フランス
≪パン言葉≫
≪エピの特徴≫
エピは仏語で「(麦、稲などの)穂」の意味。
上へ上へと小さなパンが折り重なったようなフォルムが麦の穂のごとくで、エピ。
穂は茎の先つけた花や実をさします。
麦の穂の花言葉は「希望」。
実りを結ぶ希望のパン。
これぞ、ハッピー波動を放つ開運パン!
食卓に楽しいアクセントづけにもぴったりです。
発酵した生地をバゲットのように長く伸ばして、ハサミで斜めに切り込みを入れることで、左右に開いたキレイな穂に焼き上がります。
切り込んである部分にも火が入りやすいので、フランスパンの中でもパリっと香ばしい皮部分が多いのが特徴のひとつ。
穂となるブロックごとにちぎりやすいので、ナイフいらずの気軽さもポイントです。
プレーンの他、チーズやベーコン入りもポピュラー。
≪パンキャラ≫
気軽に分け合う実りの穂で、豊かな時間を応援します!
≪エピからのメッセージ≫
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という俳句、ありますね。稲の穂が実るほどに垂れさがるように、人間も学問や徳がつまれる程に謙虚になる、という喩えとして有名な、アレです。
でわたし麦も同じ穂。でも、実っても、頭は垂れません。そうなると、中身ない、みたいに思われてしまうかもしれませんが、みなさんは「麦穂両岐(ばくすいりょうき)」という四字熟語をご存じでしょうか。
両岐というのは二またに別れるということ。麦の穂というのは、二またになってどちらにも実ることから、「豊作」のしるしなのです。
広辞苑には善政が敷かれていることの喩えとしても記されています。まさしく、豊かさの象徴。稲穂は実ると重たくて頭を垂れますが、麦はその重みを二つに分けて茎を支え合うので、姿勢が良いままなのです。自力で自らの実りを支える手段を知っているのです。
分け合うと、実りの穂も上を向く、ということですね。
知識や経験や得を積むと、頭を下げる謙虚な稲。
積んだ知識や経験や得を分け、皆で上を向く麦。
どちらもスバラシイ!
バゲットやバタールなんかと同じ生地で作っても、実りをカタチとした、エピとしての風貌は、食卓に一層の豊かさを与えます。しかも、仲間どうしで、家族で、同僚で、ライバルとでさえ、手でちぎり合える、という寛容さも持ち合わせて。噛みごたえがあるので、豊穣のイメージを長く味わうこともできます。
実りを分け合い、謙虚に、皆でハッピー気分で上を向きましょう!噛みごたえ十分の人生を味わうためにも。
パン言葉とは?
パン言葉、パンキャラは個々のパンの特徴から、筆者の主観により導きだした表現です。
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