【リュスティック】こだわりすぎずに自由を謳歌!


Rustique~リュスティック~

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≪パン言葉≫

自由・ピュア

≪リュスティックの特徴≫

仏語で田舎風、粗野な、という意味のリュスティック(rustique)。その名の通り、姿カタチにこだわらず、化粧っ気もなく、手触りもごつごつ。素朴度満点のフランスパンです。中身が穴だらけという愛嬌も持ち合わせています。生地に水をたっぷり混ぜて焼くことで、水蒸気がパワーを発揮して気泡をいっぱい作るのです。水分が多いから食感もムチムチかつしっとり。カタチに決まりがなく、空気と水の作用に身を任せて出来上がる輪郭は時々の芸術ともいえます。体裁や思惑に気を取られない自然体は、嘘のない凛々しい自由を感じさせてくれるよう。


≪パンキャラ≫

こだわりすぎずに自由を謳歌!
環境に身を委ねて楽しむ自然体体質!

≪リュスティックからのメッセージ≫

人生の輪郭は、形も大きさも自由自在。望みに足先を向けて、嬉しいハプニングを期待して歩きましょう。

「絶対こうでなくちゃ!」と、何かに頑なになってしまう時、ありませんか?期待の輪郭をくっきり描きすぎて、自分の規格管理が厳しくなってしまっている状態ですね。こうなると、何に対しても、これじゃない、あれじゃない、とフラストレーションがたまって、結果、不機嫌や憂鬱な時間が増えていたりします。楽しくありませんね。

そんな時は、リュスティックの自然体体質に身を重ねてみてください。「こうでなくっちゃ」の思い込みの鍵を外して自由になりましょう。今、あなたが手にしている自分のカメラを、手放して上に放ってみなしょう。空に投げたカメラから見てみると、この世はとても広いことに気付きますね。自分の周りに、案外、好きな色やもの、ことなどが、既にあったりして。あるいは、ちょっと新しい何かに目がとまったりして。それは、「これってありかも!?」や「こっちの方がよかった!!」という瞬間との出会いがあるかもしれません。

自分という核(種)が、ちゃんと存在していれば、育ち、大きくなることは確実。思いがけない出会いや巡り合わせや閃きという養分によって、期待以上の世界へと足を踏み入れる可能性もあります。目標や夢を描くことはとても大切だけれど、その輪郭のカタチについては、決めつけすぎず、時々のカタチを楽しむ方が、未来がおもしろく展開していくかもしれません。期待どおりよりも期待以上を期待できます。


≪memo≫

水分が多く、練らないでカタチも整えない、というスタイルのリュスティックの製法を日本に伝えたのは、フランスのジェラール・ムニエ氏。ドンクがそのレシピを取り入れ、パン・リュスティックとして販売したのが最初とされています。


パン言葉とは?
パン言葉、パンキャラは個々のパンの特徴から、筆者の主観により導きだした表現です。
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